第2回を迎えた神戸市社会人チャンピオンシップは、神戸ウイングスタジアムで開催されました。今年のカードは、神戸市社会人リーグ優勝の神戸高専と、H15年度市民大会優勝の育英クラブとの対戦となった。
試合開始直後から神戸高専が中盤で激しくプレッシャーをかけてボールを奪い、押し気味にゲームを進める。一方の育英クラブは、攻め上がった神戸高専の隙を突き、時折鋭いカウンターを仕掛けてチャンスを伺う。
均衡が破れたのは22分。神戸高専が左サイドから攻め上がり、ゴール右へ繋いだボールを高専MF田口が育英ゴール左隅へ豪快に蹴りこみ先制する。互いにチャンスを作ったが、確実にゴールを奪った神戸高専がリードして前半を折り返す。
後半開始から、育英はメンバーを2人交代して勝機を伺う。しかし後半開始直後の42分、左サイドから切り込み、DFを引きつけながらゴール中央へ繋ぐと、再び高専MF田口がエリア外から鮮やかに育英ゴールへ突き刺し、貴重な追加点を挙げる。この後は一進一退の攻防が続く。高専は決定的な追加点を狙って攻め込むが、セットプレーからのシュートがポストを叩き、エリア内からのフリーのシュートも育英GKの正面を突くなど、いやな雰囲気が漂う。すると63分。高専ペナルティエリアやや外側右サイドで得たFKを、育英FW井野がファーポストへ蹴り込む。するとそのボールは誰も触れることなくそのまま高専ゴールに吸い込まれた。スコアは2-1となり、育英はがぜん勢いを増して攻め込むが、決定的なゴールチャンスも高専GK島のファインセーブに阻まれ万事休す。
第2回神戸市社会人チャンピオンに神戸高専が就きました。