まとちかサッカー日記 :リフレッシュ!2002-11-21

2002年11月21日(木) 晴れ&曇り

 今日は久々にフットサルをしてきました。寒さに弱いのでなかなか自分で体を動かそうとは思いませんが、誘われれば別!飛んでいきます。特に最近、休みがなく、忙しくしているのでストレスが少したまり気味だったんで、ここぞと言わんばかりに思いっきり暴れてきました。(笑) 汗もいっぱいかいたし、いっぱいさけんだり、得点も決めて、かなりリフレッシュしました。皆さんも寒いからといってこもってないで、たまに体を動かすのもいいですよ。(と私が言っても説得力ないかな?)

 それはそうと、我が?ヴィッセル神戸!まだ残留が決まっておりません。広島戦で決まるかな?と思ってたんですけど、引き分け。そしてこの間の仙台戦も引き分け。下の柏や広島ががんばり、粘っているし、神戸の残り試合は、市原、清水。最後まで気を抜けませんね。この間のホームゲームを見に来てくれた方はお解かりだと思いますが、前半が痛かった・・・最初の失点、キーパーだけが悪いとは思いません。その後さらに失点した後、シュートを打っても打っても入らないし、もうだめかと思ってました。でも土壇場に強いヴィッセルは同点まで追いつきました。この調子で最後まで粘って、残留を決めてほしいです。

 この日記でもDJの、しものしょうたクンを「晴れ男」と紹介しましたが、最近「晴れ男」に少しプレッシャーを感じてるみたいです。(笑)これでラストのホームゲーム晴れなきゃーブーイングですよね!っと言ってまたまたプレッシャーをかけてみたりして・・・(笑)

 そうそう、この日記を始めた時、「審判活動を中心に・・」とかいいながら外れた話ばかりですいません。今日はちょこっと私の本音を話します。

 「審判は常に平等に・・」と心掛けてやってるのですが、まだまだ修行が足りないことがあります。例えば、先日6年生のチームと5年生のチームの試合で主審をしたときに、6年生と5年生の体の大きさがあきらかに違うだけでなく、力の差もかなりあり、前半から大差がついてしまいました。6年生がドリブルで突進してくるのに5年生は怖がっている状態だったんで、いつもは流して様子をみるような軽いファールでもすぐに笛を吹いて5年生のフリーキックにしてしまったことがあります。

 その他、ゴール前でシュートを打たれ、DFが思わず手を出してしまって、「あっ」と思って引っ込めようとした手に当たってしまった時、私はカードを出せず、PKだけとりました。その他にも、プレーヤーあがり、しかもDFだったもんで「あれぐらいやってたよな」という目で見る部分があり、ファールをなかなかとれないのです。

 「プレーヤーあがり」というのは、ただの言い訳にすぎないのですが、これから審判していく中での私の課題なんです。まだまだ勉強中なので、審判しているところを見かけたら温かい目で見てやってください。(笑)

まとちかサッカー日記 :冬のサッカー2002-11-10

2002年11月10日(日)晴れ

昨日の土曜日、須磨海浜グランドで私が指導担当しているKSS5年生の後期リーグの最終戦がありました。前日の天気予報では午後から雨が降り、気温がかなり下がるということでかなりブルー。朝からしっかり雨が降ってしまいました。こうなったら、グランドが使えなくなるまでとことん降ればいいのに・・・なーんて思ったりしてるとちゃっかり太陽が出てきて気温だけが下がっちゃいました。

1試合目は、KSS6年生との練習試合。そのあとリーグの最終戦をして、次の試合の審判をしました。審判服になるのがとてもつらくて、試合が始まるまでベンチコートをはおって「さむ~い!!」といいながら走り回っていたら、子供たちから冷たく「コーチ何やっとん!?」ってつっこまれるし・・・。アップだよー!アップ!!まーこんな感じで無事?リーグ戦が終わりました。そのあと夜にKSSのパパさんと交流試合。やってる間はいいのですが、少し休憩をするとすぐ体が冷えてしまって・・

今回は一番慣れてるDFをずっとやりました。

そして今日は朝からKSSの練習。昨日と違って、少し暖かく動きやすい気候でした。

 いつもは自分が担当している5年生の練習が終わるとさっさと帰るのですが、後に練習している2年生のコーチが足りなかったので、残って2年生と一緒にサッカーをしました。最後にミニゲームをした時に、白黒ビブスを着ていたチームが「俺ら、ヴィッセル」と言ったので、相手チームの緑のビブスを見て「じゃあ、ヴィッセル対ヴェルディー」と言ってミニゲームを始めたんですが、あらあら大変、4点入ってヴィッセルチームが負けてる状態になりました。あまりにも点差が開いたので「ヴィッセルチームに新メンバー加入でコーチ入りまーす!」と言ったら、ヴェルディーチームの1人が「オゼアスやー」と言ってきました。「でもコーチはシュートなしやで!」と言われ、「シュートの打てないオゼアスか・・・」と心の中で呟きながらやってました(笑)

ところで皆さん、サッカーのシーズンはいつだと思いますか?私はずっと、サッカーは冬のスポーツっという印象を持ってました。Jリーグが始まる前からサッカーをしていた私は、高校サッカーの正月の全国大会が一番の憧れだったし、小学校の時の体育の授業や小体連もサッカーは冬にあったんで、「サッカーは冬のスポーツ」と印象を持ってました。でもJリーグは11月いっぱいで終わり、そのあと天皇杯が終わるとオフシーズン。それをみると、冬のスポーツではなかったのか・・・と最近思ったりして。 今日の日記を見て分かったかと思いますが、私は冬生まれの癖に、寒さに弱いんですよ。暑いのはいくらでもがまんできるんですけど、寒さは・・・

乾燥した肌にボールが当たると痛いし、エンジンかかるのに時間かかるし、冬のサッカーは苦手なんです。な~んてぐちをこぼしながら、これからもっときびしい冬になる前に気合をいれてみた私でした。皆さんもアップをしっかりして怪我のないようにしてください。

ps 今出てる「神戸のサッカー」私が載ってます。かなり上手にほめてくれてます。笑(てれくさいぐらい・・)ぜひみてみてください。

サッカーとハート :センスは躾?2002-11-03

長い文章は読みにくくややこしいといわれ、かと思えば短い文章は「もう少し読みたいのに」と注文が付く。良かれとしたことがあだになる・・・世の中よくあること。これをいちいち気にすると身がもたない。かといって無神経にいると気が利かないやつと言われる・・・。上手にうまくこれを乗り越えなくてはならない。人間のもって生まれたセンスが乗り越えさせるのだ。ではそのセンスはどうやって身に付くのか?

◇ 躾 ◇

躾には2つの躾がある。自立の躾と共生の躾。

生きていく事は自立なくして出来ない。この自立の躾は7~8歳で決まるという。朝起きたら寝床を片付け、寝間着を片付け、顔を洗い歯を磨く。家族と顔を合わせたら“おはよう”と言い、帰ってきたら“ただいま”と言う。基本的な生活習慣をこの時期につけなければ自立が遅れ、礼儀・常識を理解していない大人が増えていくのだ。

もう一つは共生の躾。共に生きていくための躾である。これは家庭では躾けられないものである。いわゆる“集団”に属さなければ学べない、教えられないものである。人が共に生きて行くために必要なものを学ぶには人といなければ学べないのである。教科書で理屈を学んでも「人に対してこんなことを言ったら気を悪くするな」とか「今のこの場の雰囲気では○○は話ししないでおこう」などと人に対しての気配だとか状況を判断したりは出来ないのである。実地訓練が必要なのである。

◇ 体験学習 ◇

学校が週5日制になり今まで以上に自由な時間が増えた今、子供たちはこの自立のための躾を終え小学校に入る年齢のころから集団の中で共生のすべを学ぶわけである。教室の中に問いかけがあり、答えがあるような学習では現代社会に対応できないのである。つまり新学習指導要領は現代の子供たちの弱点を補うために変革しているのである。休みになった土曜日・日曜日をつかって何がしかの集団に属し共生のすべを学べと。

《ゆとりの教育》《総合学習》といわれる新カリキュラムのポイントはいわゆる体験学習をすることである。学校が新たな試みをして子供たちに共生の躾を学ぶために体験学習を施している今、地域や我々少年サッカーの指導者はどうあるべきかをしっかり考え子供たちと接していく必要があると思う。いや、考えなくてはならない。しなければならないのである。

◇ 2つの方法 ◇

この体験学習にはまた2つの方法があると言う。知識先行型学習と体験先行型学習である。知識先行型学習とは今までの学校の学習方法で理屈を先に覚える方法である。「このボタンを押したら○○がこうなる」と言うように。

一方、体験先行型学習は自ら体験をし成功方法と理屈を学ぶのである。図書館で何回本を読んでも泳げないのである。

また、知識先行型学習は学習が終わったら忘れてしまうが体験先行型学習は一生忘れないのである。一度乗れるようになった自転車はしばらく乗っていなくてもまた乗れるのである。

この体験先行型学習を集団の中で学ぶことが現代の時代背景を考えると大切な学習であり指導であるのは間違いないことである。これをバランス良く、タイミング良く、効率・効果の高い方法で学習できればよい躾ができたと言え、立派な社会人に成長したと言えるのである。そのためにサッカーと言う方法を使うこと・・・おおいにすばらしいじゃありませんか。

こうやって立派な社会人に成長したら“良かれとしてやったことがあだとなった”状況に陥ってもうまく乗り越えるセンスを身に付けているのでしょう。

私はどうでしょう・・・心配だ・・・。

まとちかサッカー日記 :勝ったから笑える話2002-10-26

2002年10月26日(土)曇り雨晴れ?

皆さんみました?3-1の快勝ですよ!

寒い中鳥取に行った甲斐ありました。鳥取の皆さん、鳥取まで足を運んでくれたヴィッセルサポーターの皆さん、ありがとうございます。これで鳥取の皆さんもヴィッセルサポーターのはず・・・。

レイソルとの直接対決、緊張した試合、土屋選手の出場停止で不利な感じでしたが、行く前から負ける気はしませんでした。スタッフの人の中にも「今朝、鯉が2回も跳ねるのを見たから、2点とって勝つよ!」と言ってましたが、2点とってではなく2点差で勝つという意味だったみたいですね。

バードスタジアムはウィングスタジアムと同様、サッカー専用スタジアムで、ゴール裏の皆さんを初め、メイン、バックスタンドの皆さんもいつも以上に迫力ある試合を見れたのではないでしょうか?

私はといいますと・・・今日はウィングとも違う点が大きく1つありました。それは放送ブースが下に、それもヴィッセルベンチのちょうど裏にあったんです。いつも1番高い位置で試合を見て放送してるDJのしものしょうたくんも今日は下で観戦。そんな感じで試合が始まり、シジクレイ、アリソン、佐伯の3選手の得点でヴィッセルは快勝したわけですが、観戦してた皆さん、何かおかしなこと起こりませんでしたか?

いつも気合の入ったしものくんの「ゴール」コール、2点目のアリソン選手の時、聞こえましたか?たしかにあの得点はヴィッセルの選手がファールを受け、FKをまだ倒れてる選手がいる中、レイソルの隙を見てスタートし、ゴール!主審も一瞬笛をかまえたのですが、副新の合図でそのままゴールが認められました。

正直、私も「えっっ?どっち?ゴール?」と戸惑いましたが正真正銘のゴール!

しか~し、しものくんも私たちと一緒の気持ちからいつもの「ゴ~~ル」ではなく、「ゴルッ」と史上最短のゴールコールをゆっちゃいました。もう私たちは大爆笑!

3点目は、挽回といった感じでビックな「ゴール」コールで締めれ、勝ったからこそ笑える話です。でも・・開門時にピタリと止んだ雨は、晴れ男、しものくんのおかげ!?っていうことで今日は大目にみましょう (笑)

そうだ!あと1つ笑えたのが、今日のマンオブザマッチで三洋電気の炊飯ジャー のプレゼントだったんですが、なんと私がプレゼンターになりました。今日のマンオブザマッチに選ばれたのは1点目を決めたシジクレイ選手。私が炊飯ジャーを渡した後、そのままヒーローインタビューへ・・・大きい体で炊飯ジャーを抱えながらインタビューを受けているシジクレイ選手が妙にかわいくて笑えました。

こんな感じで、笑顔でバードスタジアム無事終了!

ホームゲーム残り2試合、また応援に来てください。「ゴール」コールも聞き逃さないように・・・笑 

サッカーとハート :することと継続すること2002-10-24

もたもたしていたらNo2からあっという間に一ヶ月近くが経とうとしている。まあ、忙しいと言うことは良いことなのだが本当に忙しいのかどうだか・・・。

今年の1月から3月中旬まで私は仕事をしておらず毎日朝起きてワイドショーを見て朝の連ドラ見てサスペンスをみて・・・と 退屈な時間を過ごしていた。その時は「今まであまり休みなしで働いて来たからな、たまには休まないとな。」なんて思っていた。しかし頭のどこかで「やっぱ仕事が出来ると言うことは幸せなことだ。」と思っていた。その自分が今ではどうだろう、偉そうに休みが欲しい~なんて贅沢を言ってるわけなんです。人間っていいかげんなもんですよ。

先日の日曜日、関西学生リーグ3部Dブロック最終戦があり前節まで同率2位だった我が姫路獨協大学サッカー部は四天王寺国際仏教大学と対戦し5-3で勝ったものの滋賀大学経済学部に得失点差で及ばず3位となり2部昇格の順位戦に進出することが出来なかった。4回生にとっては最後の公式戦となり、また全く試合に出られない選手もおりとても残念な結果となった。

私は試合後学生達にこう話した。

「よく努力をしたよ。今まで以上に練習し努力をしたと思う。しかし残念ながら得失点差で敗れた。今更、タラ・レバ は言ってはいけない。ただ一つだけ私が言いたいのは『努力と言うのは “するもの” であり“継続”していくものだよ。そしてよく運も実力のうちだっていうけど“運”を手に入れるにもそれなりに準備をしているからこそ手に入るんだよ。』ってことを。」と・・・。

偶然は準備をしている人を助ける  ~  Louis  Pasteur  ~

フランスの部生物学者の言葉である。先のノーベル化学賞の田中さんじゃないが失敗したときに発見があったと聴く。しかしその失敗も我々がするような失敗ではないと記憶している。(失敗した内容を聞いても理解できないくらい専門的なものだったと思うが・・・。) しかし要は自分の“それ”に如何に打ち込み継続するかが大切であると思うし。だからと言って目に見える何かが成果として現れるとも限らないが・・・、しかし確実に成長できる栄養素だと思う。

だから私もこのコラム頑張って書いて続けようっと・・・。

まとちかサッカー日記 :鳥取デビュー2002-10-18

2002年10月18日(金)晴れ

今日はモーヴィーと、来週26日(土)に行われるJ1リーグ2nd第11節vsレイソルIN鳥取バードスタジアムの試合の告知に鳥取に行ってきました。

車で2時間ちょっと・・。思ったより早くてびっくりしました。(私が運転したわけではないですが。) まずは、新日本海新聞に行って写真を撮りました。この新日本海新聞は、鳥取では90%ぐらいしめるそうです。

そのあとは、新日本海テレビに行ってきました。毎週金曜日の17~18時にやってる情報番組に生出演!モーヴィーと一緒に26日のポスターを持ってアピールしてきましたが、与えられた時間は、たった25秒!普段オーディションの自己PRなどで1分とかは、けっこうしゃべれるし、長く感じますが、25秒は短かった。全力投球でアピールしてきました。神戸のみなさんには見てもらえなかったので分かりにくいかもしれませんが、私がポスターを持ちながらしゃべったんですが、なんでモーヴィーでなく私がポスターを持ったかというと、ポスターの裏にカンペ貼ってたからなんですよ笑。という感じで無事収録終了!

ひとつびっくりしたのが、この新日本海テレビには1階のロビーの奥にスタジオがありました。仕事で毎日放送、朝日テレビ、関西テレビに行ったことがありますが、こんなスタジオを見たのは初めてでした。いきなり誰かが入ってきて大声で叫んだらそのまま放送されてしまうのでは・・・

帰りは、放送を見た人の出待ちで大変で、スタッフの人に抑えてもらって・・・(そんなことあるわけないですね笑)

こんな感じで私とモーヴィーは鳥取デビューしてきました。バードスタジアムにたくさん来てくれるといいな~。

帰りの車でもぐっすり寝て、PM9:30に無事神戸に帰ってきました。

来週は、23日(水)にユニバーでマリノス戦、26日(土)にバードスタジアムでレイソル戦です。みなさん、ホームゲーム残り4試合です。ぜひ応援に来てください!

まとちかサッカー日記 :3年前の失敗談2002-10-13

2002年10月13日(日) 晴れ

昨日のヴィッセルの試合を見ましたか?日本代表が6人もいる鹿島アントラーズ相手に勝利!!うれしさ倍増の昨日でした。

そういえば去年の鹿島戦にジーコさんが来てました。普段、選手を目の前にしても動じない私なんですが、さすがにジーコさんを見た時は固まってしまいました。(笑)ジーコさんはそんな私を見て微笑んでくれたような・・・気のせいか・・・

これから日本代表の監督としてどんなチームを作るのか楽しみです。

そして今日日曜日は、サッカースクールの後期リーグがありました。前期リーグで良い成績が残せなかったので後期は下位リーグで戦います。

今日は三木の協同学苑で試合を行いました。前期は東灘で試合をすることが多かったので、私は久々に協同学苑に行きました。協同学苑で試合をする時は三宮で集合し、新開地から神鉄、そしてバスを利用します。今日の集合時間は7時45分、昨日のヴィッセルの試合の興奮でなかなか寝付けず、ちょっと寝坊したので、ギリギリでした。

そういえば私は3年前に大きな失敗をしたことがあります。その時は6年生の担当で、その子達が5年生の時からの持ち上がりで見てて、とても素直でひたむきな子が集まった学年でした。その日も協同学苑で試合で朝がかなり早かったんです。もう、協同学苑には行きなれたチームだったんで集合は新開地でした。前日に遅くまで仕事をしてた私は見事に寝坊をしてしまい、どう頑張っても集合時間に間に合わない時間に起きてしまいました。たまたま車で動いてたコーチがいたんで、そのコーチに集合時間に行ってもらい、自分たちで行くように伝えてもらって、私はそのコーチの車で緑が丘の駅まで送ってもらい追いつきました。

ちゃんと信頼関係が築けてたチームだったんで、心配はしてなく、駅で子供たちも道中の出来事を話してくれたのですが、なんとその道中、電車で気分を悪くして吐いてしまった子がいたらしいのです。私はびっくりして、まずその子の体調を聞き、「もう大丈夫!」ってことで安心したのですが、電車の中で吐いたってことは・・・と心配したその時、子供たちは自慢げに「ちゃんと持ってたティッシュとかでみんなできれいにしたで~」と報告してくれました。その報告は涙がちょちょ切れる思いでした。電車でいつも「うるさ~い」と怒られてた子達が・・・なんともうれしい報告でしたが、遅刻をした時にかぎってこんなことが・・・。

大事にならなかったのが幸いでしたが、指導者としてかなり反省した1日で、協同学苑に行くたびに思い出します。その時の子達はもう中学3年生、すっかり体も心もお兄ちゃんになりましたが、ユニバーに来た時は「コーチ~」と変わらず声を掛けてくれます。先日最後の大会で負けてしまい、彼らの中学サッカーは終わってしまったんですが、高校でもまたあの時のまま、ひたむきにサッカーを続けてくれると思います。

ちなみに今日、私のチームは1勝1敗。リーグ戦初勝利もしたし、内容も良かったんで、私も子供も大満足です。(^^)V

まとちかサッカー日記 :えせプレーヤーです2002-10-05

2002年10月5日(土)  はれ

昨日今日と久々にサッカーをしてきました。プレーヤーを引退して、すっかりボールを蹴る機会が減りました。今は子供たちと一緒にするときや、月1回ぐらいフットサルに参加させてもらってるときぐらいです。

昨日はフットサルをしました。昔からミニゲームとかすごく好きで、ずっとDFをやってきた私は、ここぞといわんばかりに攻めたくなります。でも小技など技術がないのでひたすらボールを追いかけるだけなんですが・・・笑

今日は神戸FCの方で先月から始めてる、指導者&子供のパパさんと他のチームの指導者チームの試合をしました。

先月行った1回目では、「フルコートで試合するのは何年ぶりやろ~!?」とかなりはしゃいで調子乗ってFWとかやらせてもらったのですが、フルコートはきつかった~!できそうな気はしたんですけど、体は正直でした・・・笑

2回目の今日は、教訓をいかしDFを重視にいきました。正直、FWとして味方のボールをもらう時や、ドリブルで抜く時、相手との接触の時は少し気が弱くなる部分があります。でもDFとして相手に強く接触する時は、かなり気が強くなりますね。もう全てがDFとして染まってるのでしょうか?

今サッカーをする時は男性の中に混ぜてもらってやることが多いのですが、やっぱり「俺はもう年だー」といってるおじさんも女子とはレベルがちがう。パスにしても、速くて重い。正直「こわっ・・」って思う時も・・・。まーこれはできないいいわけなんですが・・・笑

Jリーグの試合を含め、いろんな試合を見て、いろんなプレーを見ることが多くなった私は、自分の中でプレーに対するイメージだけがふくらみ、自分もできるような錯覚をしてしまってるんです。練習もしてないのでできるはずもないのにね(笑)

あと審判をしている時に「今自分がいる場所ってパスを受けるのに絶好のポジションちゃう?」と思うことがよくあります。これは審判としてのポジションがいいのかどうか分かりませんが、でも実際プレーヤーとして入るとなかなかそう思う時がないんです。今度はレフリーをやってる時の動きを意識してやってみようかな・・・なんて思ったりしています。(^_^;)

昔はサッカーを見ることはあまり好きではなかったのですが、今は見ることも好きです。でもやっぱりやるのも楽しい。プレーヤーの時は、どっかであせりとかあって気持ち的に硬くなったりもしてたんですが、今は心底楽しんでます。ちなみに審判をしてる時もサッカーをやっている時も「ずっと笑ってるね。」とか「笑顔ですよね」とよく言われるのですが、決してふざけてやってるわけでなく、楽しくやってるのですからいいですよね?(^_^)

あっでも、5号球を蹴ることがほとんどなくなった私は今日の試合でちょっと足が痛いです。今さら疲労骨折とかだけはさけたいです。(笑)

まとちかサッカー日記 :初めての出張2002-09-28

2002年9月28日〈土〉曇り

こんにちは。今日は、初めてのヴィッセルのホームゲームで、ユニバー、ウィングといった神戸以外の場所で試合をしました。JFLだった時は鳥取でホームとして試合をしたことがあるそうですが、J1になってからは初めてで、もちろん私も初めての経験でした。

本日試合を行った場所は「鳴門総合運動公園陸上競技場」、そう、徳島県です。明石大橋ができてから神戸-徳島はほんと近くなりました。今日も車で移動だったんですが、1時間半ぐらいで着きました。慣れない場所で、新鮮な気分と緊張の中、開門前から外にでて皆さんにあいさつ。徳島の方たちに今度は神戸まで応援に来てもらえるように頑張りました。その中に「西谷正也のおばです。」という方がいました。さすが徳島出身の西谷選手!残念ながら、その西谷選手はメンバーに入ってなかったのですが、絶好調ガンバ相手に、北本選手、アリソン選手の出場停止や、怪我の選手も多くて・・・少し不安。でもでも徳島まで足を運んでくれたサポーターの方、そして神戸の応援に来てくれた徳島の方々に勝利を持って帰ってほしい!ということで私ははりきってました。そして何より1stのガンバ戦ですばらしい勝利をものにしてることだし、今日もやってくれるでしょう。

試合が始まると、ガンバペース。ムムム~って感じだったんですが、オゼアス選手の得点でヴィッセル先制!いい時間に点が入り、前半が終わりました。後半もガンバの鋭い攻撃が続き、ついに同点にされてしまいましたが、そのあと薮田選手からのボールで佐伯選手の得点でまたまたリード!私はこのままいけると思ったんですが、またもや同点に追いつかれました。ヴィッセルも平野選手、岡野選手のサイドからのクロスなどの攻撃があったんですが、得点にならずで延長戦。正直、延長戦になった試合での勝利が少ないヴィッセルなんですが、勝ってウィニングボールを投げたい!という気持ちで祈るばかりでした。(ちなみにウィニングボールとはヴィッセルがホームゲームで勝った時にサイン入りのボールを選手がスタンドに投げ入れプレゼントすることです)

そして延長戦が始まり・・・やりましたー!!城選手、ヴィッセル移籍後初ゴールでVゴール!!疲れなんていっぺんに吹き飛び、飛び跳ねてました(笑)ところでそのゴールとはどんなゴール・・・??延長が始まってすぐで私たちはバタバタしていて見逃してしまったんです。今から始まる「スーパーサッカー」を見てチェックします・・・。

あっ、それから今日のヴィッセルの勝利を導いてくれた影の一人がDJのしものしょうたくんです。彼も早速この日記を見てくれて、「ぼくのこと、ほめちぎってほめちぎってー」というのでしょうがなく書きます・・・(笑)  今日、雨にならず晴れてきたのも、たくさんの人に勝利がプレゼントできたのも、しものくんがいてからこそ!こんなものでいいかな・・・・??(笑)  でもほんとにもっと、しものくんの「ゴール」コールが聞きたいです。

10月26日には、今度は鳥取でホームゲームをします。次は鳥取の方も私のとりこに・・・いやいや、ヴィッセルのとりこにしましょう!(笑)

サッカーとハート :大人の責任は・・・2002-09-27

◇歴史の壁◇

2週間前に第1回目を掲載して何人の人が見てくれたのか少し不安だ。「何やこの文章?」って言う声が耳鳴りのように私を襲ってくる・・・。どうか夢でありますように・・・。 

と言うわけで第2回目なのだが・・・

私は兵庫県下のクラブチームで構成するクラブユースサッカー連盟という組織の仕事もさせていただいているのだが、この組織には中学校年代・高校年代で通常のパターンとされてきた“学校の部活”ではないサッカーチームが所属している。スイミングスクールのような学外に出かけてサッカーを習い・行う世界である。Jリーグが出来たおかげで今ではかなり認知されつつあり、当たり前のように存在してきているのだが昔はとんでもない“行為”であった。

県下には神戸フットボールクラブ(以下KFC)という全国でも老舗となるクラブがある。私もそのチームで指導を始めた訳だがKFCが中学生年代のジュニアユースと呼ばれるチームを協会に登録しようとしたときの反響たるや凄まじいものであったようだ。現在ヴィッセル神戸ホームタウン事業部副部長を務める加藤寛さん等に言わせると当時はかなりご苦労されたようである。

しかし、歴史を紐解き勉強すると致し方ないような気もする。大げさな考えだが武士がいた時代からその時代に合った考え方があり“教え”として伝えられ、明治・大正・昭和と時代を変えながらそのときその時の時代背景にあった流行、考え方が出回るのである。教育勅語が崇められ儒教の教えが根本をなすわが国で明治維新のように世の中の大勢を覆すときは痛みが伴いそれゆえに歴史上の大きな出来事として残るのである。頻繁に大勢を覆すことが行われていたら明治維新も当たり前の出来事だったのだろう。そんな歴史を考えると先人の努力には興味を抱き、敬意を覚える。。

◇20年前から・・・◇

日本のスポーツは“学校”から発展してきた歴史がある。各種目の詳しい歴史は勉強不足でわからないのだが学校においては徳育・体育という観点でドイツの体育学に学び体育の素は出来たと聞いている。「健全なる精神は健全なる肉体に宿る」と言う言葉の通りスポーツを通して健康な人間・社会を作るのが目的である。

今から20年前の学習指導要領改定では

『科学技術の急速な進歩により生活や生産様式の機械化が進み、マスコミや交通機関が発達して生活の中での身体運動が著しく減少してきた。“歩く”ことが減り“身体的運動”は心がけない限り、ほとんどの人から失われている。』とされ、『このような社会は体だけでなく精神面にも大きな影響を及ぼしている。例えば労働の細分化、画一化によって働く喜びを失い、人間としての主体性が奪われ、機械の部品になって創造性を発揮する余地が少なくなったとか単調間に悩まされるようになったと言われる。また、人口の都市集中化によって地域社会の崩壊、地域の人としての連帯感の喪失、人間関係の過疎化が生じ、さらに組織における個の喪失、自己中心的孤立が現代社会の特徴である。』と書かれている。

一方では

『職場における労働時間の短縮により自由時間が増大しつつあり、さらには平均寿命の延長傾向が見られるようになって生涯余暇時間が増加しつつある。このために労働能率向上の為にいかに自由時間を過ごすかという考えから人間らしい生き方、生き甲斐、人間性の回復と関連して“自由時間の過ごし方”が問題にされるようになった。』とも分析されている。

このようなことを基に1982年・昭和57年に学習指導要領が改正されたのである。
これにより
(1) 人間性豊かな生徒の育成を図る。
(2)ゆとりのある、しかも充実した学校生活が送れるようにする。
(3)生徒の個性や能力に応じた教育が行われるようにする。
と言う基本方針が出されたのである。

今現在、学校は週5日制になり多少変更にはなっているものの基本の考え方は変わっていない。

20年前にすでに人間性豊か、ゆとりの教育、地域の崩壊等と叫ばれているのである。

◇関心事◇

なにが言いたいかと言うと、20年前私は大学生になった年である。「学習指導要領が改定になったから○○しよう」とか「学習指導要領が△△だからサッカーの場面において◇◇な練習をしてその後はゆとりの生活をするために・・・」などと考えて生活したことも無い。いかに私が適当な学生であったのかと言うこととそういうことを“教え”として日常的にあらわになっていなかったということである。世間へのアピール度も少なかったのだろうが当時の親たちがそういうことを感じていたかどうかが私の関心事であると言うこと。

◇がっかり・・・◇

最近、選手が茶髪で試合に出場した、あるいは出場しかけたという話題をよく耳にする。

「茶髪を現在はどの学校も校則で規制し禁止になっているはずである。それなのにサッカーの場面では許されると言うのはおかしい。出場は認めない。」というのである。サッカーと言う競技は整理されていて日本サッカー協会競技規則と言うものがあり、それに加えてその大会毎に独自の競技規則を制定し謳うことができる。今回の中学校の大会にも剃り込みだの茶髪だのを規制していた様である。要はルールで謳われている以上出場できないのだからしょうがない。

ただここでよく問題になるのがなぜ茶髪・ピアスは駄目なの?剃り込みは駄目なの?中学生らしく、高校生らしくってなに?と言う問題である。ここで結論を出すわけではないが私はいつもこの問題を聞くとがっかりする。

◇大人と子供の違い◇

学校は子供たちに学問、知識、常識を教え立派な成人にしてくれるところである。先の学習指導要領である。それゆえに教育上の配慮として禁じているのであろう。私は禁じるべきだと考えている。しかし親たちが「なんでやねん?うちの子の勝手でしょ。」というらしい。これは理屈が通っているようで通っていない。ここで言う「うちの子の勝手」は“わがまま”な行為となる。学校と言う社会にもサッカーと言う社会にもルールがありルールを犯せば罰せられるのである。世に裁判官がいるようにサッカーには審判がいてチーム内の判別は監督が行う(監督がいかに責任重大なポストなのかと言うことはここでも判る)のである。問題はなぜそのようなルールが出来たかと言う事である。

大人と子供の区別は何で付けるか?私は以前KFCで教えられた。“大人は自分で自分をコントロールできる者”であると。子供と言うのは自分で自分のやったことに責任をまだ負えない、まだそのくらいしか能力が無いのである。だから保護観察があり、お酒、タバコ、選挙権などを規制されているのである。つまり平たく言えば“子供”はすぐに周りに流されてしまうと言うことである。そんな責任能力の無いものに自由を与えたらそれは単なるわがままに変わっていき、甘えの世界に引き込まれるだけである。早く自分で責任能力を身に付け、自分のことは自分でやることが出来るようになるために20歳(譲って18歳)までトレーニングをしているのである。もっとも大人の顔をした子供もたまに見かけるのだが・・・。

大人になって仕事をして生計を立てていくのに楽な事ばかり、楽しい事ばかりあるはずが無い。むしろ辛く耐え難いことのほうが多い。それでも人間は生きていくために働か無ければならない。(だから生産性を上げるために余暇の充実が必要になる=学習指導要領) その時の為のトレーニングである。小さな我慢できずして大きな我慢は出来るはずが無い。くどいようだが“それのトレーニング期間”なのである。

だから、茶髪がしたくても止めなければならないし、止めるのは親の責任であり親が教えなければならないことである。教師でもサッカーのコーチでもない。ただ、子供たちが好きなサッカーである以上、コーチや部活の監督(先生)の話のほうをよく聞き親の言うことは聞かないとよく耳にするのも事実。それなら親とコーチ(先生)が上手く連携をとらなければならない。(だからコーチ業は経験、信用が必要でただ知識があれば言いと言うものではないといえるのだ・・・。)

また、「茶髪と言うのは子供の個性です」と主張する場合もある。ならこう考える。『その方法で個性を出すこと自体個性がないと言えるのではないか。本来“個性の主張”とは外見でなく内面で表してこそ人間の成長にプラスになるものである。』と。(基本方針に沿っていませんか?)

われわれ親として地域の大人としてしなければいけない事は自分の責任で子供を躾ける事である。そうでなければ我々自体が“子供”である。

ただ、親が学校・教師に文句を言ってはおかしいのだがこれは学校にも協力をしてもらわなければならないところもある。私も今春より大学で教師を始めた(サッカーの指導、監督業だけではなく正式な教員になった)訳だが、親がそこまで(親、家庭の問題ですと・・・)言い切れるようになるのは熱血先生(熱血先生というニュアンスが判る?)がいるからこそと言う気がしなくもない。自分を棚に上げて言うなという世界である。

こんなことを書いたらまさしく自分を棚に上げてということになる・・・。

我が子は大丈夫だろうか・・・・。

自分で自分にプレッシャーをかけてしまった・・・・・・・・・・・・・。ヤバイ~・・・・・。

*あくまで私個人が今までサッカー指導してきた中で感じてきたことです。この文章を見て賛成、反対など賛否色々あるでしょう。ただ、皆が何かしら考えてくれれば私は意見を述べたかいがあると言うものです。