神戸サッカークロニクル :『阪神・淡路大震災20年 1.17チャリティーマッチ』を見た!2015-01-24
今回から「神戸サッカークロニクル」を担当させていただきます。神戸は日本でのサッカー発祥の地であり、Jリーグのヴィッセル神戸と、なでしこのINAC神戸。そしてフットサルのデウソン神戸とフットボールのトップチームが3つ揃っている街です。そんな神戸のフットボールシーンを、私の視線で紹介していきたいと思います。
さて第1回は先ごろ行われました『阪神・淡路大震災20年 1.17チャリティーマッチ』の前夜祭と試合当日の様子を。確か前夜祭は震災のイベントということで、急遽タイトルから祭という文字を外したと思います。まぁそれでもサッカーというキーワードで結ばれた人たちが一同に集まれば、会場は自然と盛り上がります。一般参加者のファン350人の前に登場したのは元日本代表を集めた「JAPAN・STARS」とヴィッセル神戸のレジェンドを集めた「KOBE・ DREAMS」。三浦知良、中田英寿、森島寛晃、宮本恒靖・名波浩という気が遠くなるような豪華メンバー。おまけにヴィッセル神戸出身の永島昭浩・和田昌裕・石末龍治という、もう今世紀では揃わないと思われたトリオも(笑) 選手、ファン、関係者の皆さんは、まるで同窓会のように終始笑顔のイベントでした。
そして翌日。入った!ノエビアスタジアムに24000人! ピッチでウォーミングアップが始まると、若干体形が?スピード感が?という選手もいましたが(笑)、トラップやパスを見ると現役時代と同じ動きで感動しました。三浦淳寛のフリーキックや、和多田充寿のロングスローなど、ヴィッセルファンにとっては涙もののプレーもありました。
しかし、やはり話題をすべて掻っ攫ったのは、やはりキングカズ。あわやハットトリックの2得点。さすが現役プレーヤーは魅せてくれました。試合終了後に選手が記者から質問されるミックスゾーンでも、当然のように三浦知良選手は取り囲まれていました。取材が終わり帰るカズを呼び止めて、記者でもない私が聞けたことはサッカーのことではなく、
「カズさん神戸好きですか?」の一言。
それにカズさんは「神戸、大好きですよ!」と
親指を立てて答えてくれました。しびれました~
ヴィッセル神戸が創設され、チーム始動開始を予定していた日が1.17の震災当日ということもあり、クラブの歴史としても決して忘れられない日でもあります。サッカーで復興、サッカーで日本を元気にしていきましょう!
今回のボールパーソンは1995.1.17の震災当日に生まれた方たちでした。
取材・撮影協力 ヴィッセル神戸