まとちかサッカー日記 :兵庫サッカーデー2007-12-10

2007年12月

皆さん、こんにちは。

長くて暑い夏が終わり、秋も去りあっという間に師走を迎えました。「日記の更新もせずに今まで何をしてたの?」と言われると心苦しいですが、今年は仕事が変わったり、審判のテストがあったり引越ししたり…と自分の中でとても忙しい夏になりました。

こんな感じで日記の更新が出来なかった言い訳をしつつ、ただただ忙しいだけの日々を送っていたわけでなく、自分にとって世界が広がる日々を送れた気がします。

去年から兵庫県サッカー協会の企画委員としてサッカー協会のお手伝いをさせていただいているのですが、今年の10月に「兵庫サッカーデー」というビッグなサッカーイベントを開催させることになりました。2002年日韓ワールドカップや去年ののじぎく国体で、兵庫県全体がサッカーで盛り上がり、さまざまなサッカーファンが増えてきたことを、このまま次につなげていこう!ということで企画されたこのイベント、約1年間どうしたらたくさんの人に来てもらえるか、たくさんの人に楽しんでもらえるか、サッカーに興味を持ってもらえるか…たくさんの会議を開き、たくさんの人の協力を得て開催されました。

これから毎年「体育の日は兵庫のサッカーデー」にしよう!と第1回目の計画を立ててきました。子供から大人、レディース、フットサルまでのサッカー競技にに加え、神戸で代表的なトップチームヴィッセル神戸TASAKIペルーレ、INACレオネッサ、そして今年から始まったFリーグからデウソン神戸にも協力をしていただきました。が、当日はあいにくの秋雨になってしまい、予定していたイベントの半分以上が中止をしなければいけないというとても残念な結果になってしまいました。そんな中でも実行できたイベントに来てくれた人の笑顔が一つでもあったことがとてもうれしかったです。そして私が初めて見ることができたサッカーが「ブラインドサッカー」でした。

去年の障害者ののじぎく国体では、3位決定戦の主審をやらせていただいたりと、知的障害者のサッカーを見る機会はあったのですが、視覚障害者のブラインドサッカーは初めてでした。兵庫県選抜 VS 日本代表 の試合でボールの中に入っている小さな鈴の音とコーチや味方の声をたよりにぶつかり合いながら行われるゲームはかなりの迫力で目が離せませんでした。

ブラインドサッカーはタッチラインが壁で覆われており、その持ち運び用の壁にお金がかかったりいろんな大変なところも聞くことができました。でもこうやって目の前で障害を持ちながらも楽しめる、一生懸命できることがある人たちは本当に輝いていて、もっとたくさんの人に広がっていけばいいなと思いました。

第1回目の「兵庫サッカーデー」は、計画していた全てのことはできませんでしたが、これを機に2回目3回目と続いていって、またひとつサッカーを通じて笑顔が増えていけばいいなと思いました。

私は4月に新しく仕事を始めたのですが、私の職場にはたくさんの障害者の人がいます。知的障害、聴覚障害、さまざまな身体障害とそれぞれ持っている(抱えているもの)はちがい、一緒に働いているうちに、彼らにはこんなことが出来るんだと感じることがあったり、こんなことを求めているんだとわかったことがたくさんあります。今年、こういったたくさんの人たち出会えたことで自分の世界が広がり、また一つ大きな成長につながればいいなと感じています。