神戸FCシニアC、三菱神戸 関西リーグII部昇格決定2005-01-07
平成16年度・第39回関西府県リーグ決勝大会は、12月11日(土)から土、日、祝日を中心に関西地域の主会場で開催され、神戸FCシニアCと三菱神戸が関西リーグII部昇格を決めた。
◇ 第39回(平成16年度)関西府県リーグ決勝大会
◆神戸FC関係分
◎1次リーグ 第1戦 12月12日(日)京都・西京極競技場補助 11:45
神戸FCシニアC 0(0-1,0-1)2 京都・伏見蹴友会(京都2位)
◎1次リーグ 第2戦 12月23日(祝)大阪・鶴見緑地競技場 14:00
神戸FCシニアC 4(1-0,3-0)0 滋賀・栗東FC (滋賀2位)
Cブロック1位になり 関西社会人リーグ 2部へ自動昇格
◆三菱神戸関係分
◎1次リーグ 第1戦 12月19日(日)奈良・橿原陸上競技場 11:45
三菱神戸 2(1-1,1-0)1 新庄FC(奈良2位)
◎1次リーグ 第2戦 12月23日(祝)京都・太陽が丘陸上競技場11:45
三菱神戸 3(1-0,2-1)1 海南FC (和歌山1位)
Aブロック1位になり 関西社会人リーグ 2部へ自動昇格
大会は、関西6府県の府県リーグ上位2チーム(計12チーム)を3チーム4ブロックに分けて1次リーグを行い、各ブロック1位の4チームに加えて、各ブロック2位(4チーム)によるトーナメント戦で勝ち残った1チームの、計5チームが関西リーグII部に昇格する形式で行われた。
本年度関西社会人リーグは、11チームで開催されていたが、府県サッカー連盟の強い要望があり来年度(平成17年度)から関西社会人リーグI部8チーム、II部8チームで再編成される。関西社会人リーグの1~8位チームはI部リーグ所属となり、9~11位 紫光SC 紀北蹴球団、大阪ガスの3チームと府県リーグ決勝大会から勝ち上がった5チームの、計8チームによって関西リーグII部となる。
平成16年度兵庫県リーグI部で逆転優勝した神戸FCシニアCは、府県リーグ決勝大会Cブロックに入り1次リーグ第1戦で京都府2位伏見蹴友会と対戦。主将山路が不調で上手く展開が出来ず前後半に1点ずつ失点し0-2で初戦に破れた。Cブロック第2戦は、19日(日)京都・宝が池球技場で行われ栗東FCが伏見蹴友会を2-1で破った。
そして、Cブロック最終戦(神戸FCシニアC第2戦)は、滋賀2位栗東FCと対戦。初戦に破れたシニアCの関西リーグ昇格の条件は栗東FCに、4点以上の差を付けて勝つこと。3-0で勝ったとしても伏見蹴友会に破れていたためブロック2位にしかなれず決定戦出場、1-0で勝利してもグループ3位の成績しか残せない状況であった。前半、風下ながら7分に佐々木からパスを受けた牧村がシュート、GKのこぼれ球を再度牧村が詰め、先取点を奪った。伏見戦に比べ全員の守備の意識も高く、球離れもよく神戸ペースで試合を進めた。後半12分に中央、白井からの左サイドへのパスを藤本が正確なクロスを上げ、中央の牧村が頭で合わせ2-0とした。その後一進一体の攻防を繰り返したが21分に村上監督は、真面目に練習に取り組んできた田中を白井と交代させた。 田中は、今年度公式戦初出場であったが、31分佐々木からのスルーパス、38分に牧村からのスルーパスにタイミングよく抜け出しゴールに2度流込み4-0とし試合終了。劇的な勝利をものにしたシニアCは、初挑戦で関西LII部昇格を決めた。
平成16年度兵庫県リーグI部で準優勝した三菱神戸は、府県リーグ決勝大会Aブロックに入り1次リーグ第1戦で奈良県2位新庄FCと対戦。三菱神戸は、前半にPKを取られて先取点を奪われたものの加古が右サイドに流れながら、振り向きざまにダイレクトでシュートを放ち左隅に流し込みゴール。同点に追いつき前半を折り返した。後半一進一体の攻防を繰り返したが武田が豪快にロングシュートを決め粘る新庄FCを2-1で突き放し初戦を勝利で飾った。
1次リーグ第2戦(リーグ最終戦)は、和歌山県1位海南FCと対戦。両者とも、初戦で勝利をあげているものの、府県リーグは同点の場合、PK戦で勝敗を定める方式。ブロック1位で自動昇格するためには両者とも勝利が絶対条件だった。前半早い時間に武田が得たPKを中西が決め、楽に試合を進めた。後半にも恩田が技ありのミドルシュートを決め、終了間際には御所が試合を決定づけるミドルシュートを豪快に決め3-1で海南FCを破り関西リーグII部昇格を決めた。三菱神戸は、関西社会人リーグ13年ぶりの復帰となる。両チームの活躍に期待したい。