まとちかサッカー日記 :故意のない試合2004-11-07
2004年11月7日(日)快晴
皆さんこんにちは。半袖の審判服しか持ってない私にとって、厳しい季節が近づいてきました。まだ昼間は暖かいのでいいのですが、これから冬の苦手な私には、試練の季節です。(笑)
11月7目(日)に久々に協会からの割り当てで審判に行ってきました。割り当て表には「ハンディカップキャップしあわせの村クレー」と書かれていて、「ハンディカップキャップ」という大会は初めて聞いたので、「どんな大会だろう…?」と思いながらしあわせの村の芝生広場に向いました。
着くと、もう試合の準備をしていて、あまり顔なじみでないスタッフの人達だったので、ちょっとどきどきしながら「何か手伝うことありますか?」と聞いて、そこでできることを30分ほど手伝っていました。しかし到着する選手たちは、どう見ても兵庫県のトップクラスの高校生の男の子たちで、手伝いをしながら場違いのような居心地の悪い空気で落ち着きませんでした。それもそのはず、芝生広場では高校選手権の予選の大会が行われることになっていて、私がやっぱり間違っていて、奥のグランドだと教えてもらい慌てて行きました。(恥)
「ハンディカップキャップ」は養護学校でサッカーをしている生徒の大会で、15分ハーフの少年用のグランドで行われました。試合が始まる前、審判の打合せをしているときに「障害を持つ人」のサッカーを見る試合が始まってみると、久々に審判をやっていて気持ちが晴れるほど、選手のみんなが一生懸命ボールを追いかけて、楽しそうに試合をやっていました。勢いあまってぶつかってしまったり、足を上げすぎたりという多少のファウルはありましたが、「故意」という面では1つもなく、“なんて純粋な試合だろう!”とすごくうれしくなりました。4試合通して主審、副審をやりましたが、しんどいという気持ちが一度も出てくることなく、気持ちよく審判ができました。
時には、わざとファールをしてでもボールを止めないといけないようなハングリーさの必要な戦術もありますが、フェアプレーの精神は、両チーム、審判合わせて大事だなと実感した大会でした。