カルチョの旅

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2003.7.17 NO.5


「積極的な失敗と消極的な失敗…?!」
 

 Ciao!
「サンタ〜ルチ〜ア〜♪サンタ〜ルチ〜ア♪」

皆さんも一度は聞いた事があるでしょう?でもこの歌、どこで生まれたかご存知です
か?とても有名なカンツォーネですが、改めて質問されるとわからない方の方が多い
と思います。(実は私もその一員でした)

この曲、実はナポリで生まれたんですね。そして今回、私はこの曲に惹かれるよう
に、ナポリのサンタルチア港を訪れたというわけです。

そこでは、イタリア人が心の底から海を楽しんでいました!
時間など忘れたかのように子供たちがはしゃいでいて。ある少年など、「いま何
時?」って外国人の私に聞いてくるぐらいですから、門限なんてないだろうし、まし
てや習い事なんてしていないのでしょう…。
純粋に時間を満喫している彼らがとてもうらやましく思えたので、みなさんへ一言! 

「あまり過密なスケジュールを子供たちに求めない」 これをお勧めします(笑)。 

さて、今回は日本がさらなる飛躍を遂げるためにはどうすればいいか?
たくさん課題はありますが、とくに「育成年代」に焦点を絞っていきましょう…。

日本ではMFにいいプレイヤーが存在します。これはなぜでしょう?いろいろご意見は
あると思いますが、私がこれまでたくさんの指導者の方々に会った中で一番感銘を受
けたことがあります。
それは「怒られることが少ないポジションである!」ということです。
それでいて「褒められることが多いポジションである!」のです。

これはどういう意味か?!
「FWは点を取れば褒められるけど外せば怒られる!」「DFやGKは守って当然、失点す
れば一番ゴールに近いため失点の原因の要素とされ怒られる」etcことに起因されま
す。
一方MFは…?というと「FWに良いパスを出したり上がって点を取れば褒められる」
「守ってもゴールから遠いため直接失点の原因と考えられにくい(ともすれば指導者
が見落としがちになる)」ことからプレイヤーが一番精神的に楽なポジションという
見方ができます。
となれば良いプレイヤーたちはその一番居心地のいいポジションを求めて当然かもし
れません…。(もちろん理想のプレイヤーを掲げてそのポジションをやりたがるプレ
イヤーもいますが)

ではなぜ日本において世界的に有名なFW(高原に続くプレイヤーが早く出てきて欲し
い!)やDF(ほとんどいないと言っても過言ではありませんよね)が少ないのでしょ
う…?!

もう皆さんおわかりですよね〜…。

プレイに迷いが生じたら必ずといっていいほどミスが起こります。(これは周りを
しっかりと見えていても!ということが大前提にあります)
そしてそれを指摘されれば次のプレイに対して悪影響を及ぼすことは明白です。
だから子供たちが「何を考え、何を見て、判断しているか?」をしっかり見極め、も
し何もアイディアを持っていなかったり考えずにプレイして消極的な失敗が起こって
いたら改善するためにサポートを働きかける!

その改善するためのサポートは、あらゆる角度から考察した中ですべての要素を子供
たちに押し付けるのではなく、自分自身で考えさせて最高のプレイができるような下
地をそろえてあげるようにするのです!(そのために、常にワールドクラスのサッ
カーを見ることは心がけて研究をしましょう!!!)

そしてすべての条件が整ったけれども相手の方が1枚上手だったり少し技術的なミス
で行った積極的な失敗には目をつぶる!(次に上手くできるようさらなるアドバイス
を心がける※まずは最初に褒めよう!)

とくに私は前述したFWとDFに対してこのような働きかけをして欲しいと考えます。点
を奪う喜び!ボールを奪う喜び!(組織的な守備については思考力が必要なのでどの
くらいの年代がいいかはその個人・集団のレベルによりますが)をもっと重要視しま
しょう!!!

これが将来的に落ち着きを与え、自信を生みだす第一歩と私は考えますが皆さんはい
かがですか…?!

それではCiao.

Kawa


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