カルチョの旅

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2004.7.23 NO.23


「Euroの旅」〜ポルト編〜

        
        <ポルトガル人とギリシ人で大合唱>    <大西洋に面する漁師町ナザレ>

Ola!(Ciao!)
今回もポルトガルの旅を皆さんにお伝えします。
前回のリスボンから今日は移動です。
そう今年のCLを制したクラブの町…そうポルトです。

ポルトは港町で非常に神戸に似た雰囲気がありとても過ごしやすい町でした。
おまけに食べ物がおいしいときたら、もう言うことはありません!!!

それではポルトの町をご案内!!!


 《警察に宿泊予約…?!》

ポルトを目指す前にその日の宿を確保する必要があった。
友人が数日前準々決勝の日に見つけたホテルである。
「またポルトに戻ってくるのでその時はよろしく!」と申し出たところ、「その日の朝に電話で予約を確認してください」とのこと。

そのポルトの宿はなんと一泊【16ユーロ】という私にとってはうってつけでぜひと
も逃したくない宿である!!!
テレホンカードを片手に予約を確認するために電話ボックスへ向かう…。

しかしよく考えたらポルトガル語は流暢に話せない…。
「まぁ何とかなる!」と考えダイヤルを回すが上手くつながらない。

かけ方が悪いのか?それとも番号が間違っているのか?
買ったばかりのテレホンカードだから残高はたくさん残っているはずだ…。
いやそれともこのカード偽物?
いろんな思いが交錯する中、かけ方が悪いと判断し、もう一度電話のかけ方を見直
す。
するとカードにいくつかの番号があることが判明!!!

「そこに一回つないでから電話が可能になるのか?!」と考えその番号を打った後にホ
テルの番号を続けて打った…。(イタリアの国際電話カードはそういった傾向のカー
ドが主流である)

すると「プルルルルル〜」とコールが始まったではありませんか!
電話先では対応の声がしたので、すかさず「今日の予約を確認したいのですが…。」

と申し出るが、早口でポルトガル語を話されることに慣れていないというハンディか
ら何を言っているのか?さっぱりわからない!!!
でもとりあえず強調して自分たちの言いたいことは伝えなければ…。
「いやだから今日の宿泊の予約をしたいんです!!!」
結局会話が噛み合わず現地に早く到着して直接向かうことを選択。
後にホテルで働く日本人に聞いたら「ポルトガルの電話ボックスは古いからカードが
上手く接触できていなかったのでしょう…」とのこと。

おそらく私たちは【病院】か【消防署】はたまた【警察】だったかもしれない番号に
電話をし「今日の宿泊予約をお願いしたいんです!!!」と要求していたのであろう
…。
言葉が通じないからこそ生まれる勘違いに友だちと二人で大笑い!

次からポルトガルの電話ボックスは新しいものを利用しよう!!!

《VinoVerde(ヴィーノヴェルデ)最高!!!》

リスボンから電車に揺られて約3時間。
電車から眺める景色の素晴らしさに感動を覚えながらポルトに到着。
早速のそのホテルにチェックインしスタジアムへ向かう。

しかしお昼時間を電車で過ごした私と友人のお腹は試合終了まで耐え切れない様子
…。

たまりかねた私たちは大衆食堂へ寄ることに。
注文した品、いや想像して頼んだ品は「たこの唐揚げ」と「鳥肉を豪快に焼いたも
の」がはさんであるポルト風ハンバーガーとでも名づけようか、しかもお腹が空いていたので二倍おいしく感じたことはいうまでもない。

そこでさらにそういった食べるものを引き立たせる飲み物が存在したのである。
そうポルトガル風白ワイン、いやポルトガル風と言ってはバチが当たる!

その名も『ヴィーノヴェルデ』!!!

ポルトガル代表ワインと言っても過言ではないこの魚料理には欠かせないワインは飲
み口が非常にさわやかで、しかも程よく炭酸がきいているので暑い夏には持って来い
である。
一度ポルトガルを訪れるときはぜひ皆さんに飲んで欲しいお薦めのワインでありま
す。

《私の友だちはアタッカンテ(攻撃者)?!…ゆえにアウェイで2勝目!!!》

ポルトの旅〜リスボン編〜で紹介した事件に続く第2弾!!!

試合に向かう途中の電車の中で起きた出来事!!!
準決勝2試合目のポルトの試合に向かう中、少々混雑していた電車内で私と友だちは
警戒網を張り巡らす。
すると「侵入者(スリ)が現れた!」と友だちは私にボソッと一言。

そのあと私も狭い電車の中で微妙なポジション変化を繰り返し(例えば視野を広く取
るetc)、私も徐々に守備が安定していったのでリラックスして友だちに話しかける
と、友だちはなんと守備するどころかその警戒網に侵入したスリに対して波状攻撃を
仕掛けているのである。

ジッと鋭い目でにらみつけ、あわよくばそのスリに対して「君が仕掛けてきたわけだ
から次は俺の番!!!」と言わんばかりに攻撃を仕掛ける姿勢を保っているのである
!!!
その時に話しかけようとした私に言った言葉は「いまアタッカンテだから(攻撃して
いる最中だから)、ごめん(ごめん今は彼と対決中だから)!」と一言。

結局その侵入者のスリは友だちのプレッシャーにたまらず途中の駅で下車。

アウェイに弱い日本人…でもアウェイで堂々と渡り合った私の友だち!!!いやむしろ
攻勢をかけたその根性はアッパレ!!!味方で良かった…笑。

《予言的中!!!》

さて、準決勝の開始である。

ギリシャが開幕戦で見せた堅実な守備がこの試合でも光った。
ネドヴェドを途中負傷で欠いた攻撃陣に鋭さはなくオットー・レーハーゲル(ギリ
シャ監督)の罠へ徐々にはまっていくチェコ。
そこで試合中に気付いた点がいくつかあったがここでは決勝点となったCKの場面の
話。

チェコのCKの守備!
皆さんお気づきになったかどうかはわからないが私が見る限りではまったくのゾーン
DF。
「このチェコのCKにおけるゾーンDFはいつかはやられますよ…!」
今となっては結果論だが、私は友人にギリシャのCKになるたびにチェコが失点する
ことを繰り返し唱えた。

…それがまさかシルバーゴールとなってギリシャを決勝に導くとは…。

そういえばポルトガルもCKから2点もぎとってオランダをやっつけたなぁ〜。
それから2年前のW杯でも日本が負けた原因はCKの守備だったなぁ〜。

しかもトルシエがCKの守備で採用したのはゾーンDF!!!
 


  
  <ドウロ川>          <ドウロ川のほとりのリストランテから>

《ドウロ川を眺めながら食を楽しむ!》

ポルトの町を横断するその川のほとりには洒落たレストランが立ち並んでいる。
昼夜を問わずその川のほとりが人々の集まる場所。
レストランの2階の席から海の香りを感じながら食事。
昼も夜もこういった雰囲気で食が楽しめることは「本当に生まれてきて良かった。」
と実感をする。

さて、その食について少し述べたいと思う。
今回のユーロ選手権で現地を訪れた日本人の方々が「日本人に合う味覚が味わえ
る。」と口をそろえて言っていたことはイタリアを出発する前に様々なメディアを通
して目にした。

本当にそうなのか…?!

そうなんです!!!(川平慈英口調で強調!!!)
【魚のエキス】をベースにした味付けが濃厚な味を生み、そして料理自体が重くない
胃に軽快さを与えてくれるゆえに「日本人の味覚に合う」という感覚が味わえるのだ
ろう。※料理人の詳しい方、間違っていたらスミマセン。

そして驚くのは一つ一つの料理の豪快なこと!!!

私たちはギリシャが勝った夜にあるレストランへ入った。
そこでアンティパストに『車海老のタルタルソース』と『タコのマリネ』、そしてご
飯ものとして『海の幸リゾット』を頼み、「さぁメインは…!」とお店のスタッフの
オッちゃんに注文しかけたら「君たち、これ以上頼んだらきっとメインは食せないと
思うよ」とアドバイスされる。

…しかし海外に来たらその土地のおいしいものを食べるのが一つの楽しみである以上
まだ注文したかったのです!!!
まぁでも【郷に入れば郷に従え】の言葉どおり、そのリゾットを食べてからでも注文
はできるのでそうなってから考えることに。

するとどうだ、日本やイタリアでは考えられないほどの適正価格では食べることので
きない、大きな!そして具沢山の!海の幸がふんだんに混ぜられたリゾットが私たち
のテーブルに運ばれてきたのである。

2人分のリゾットだが、ゆうに4人分は数えることのできる量で、しかもおいしいと
きたもんだ!!!
一皿をあっという間に平らげ、二皿目も同じ味なのに飽きないこの海の幸が踊ってい
るリゾット。
もうお腹が一杯なのに3皿目に手が伸びるこのおいしさ!!!(また前述したヴィーノ
ヴェルデがこれまた合うんです!!!)

ただしこれだけおいしいリゾットを3皿もいただくと次の料理を食べきることはでき
ない…「なるほど、あのオッちゃんが言っていたのはこのことね。」と友だちと二人
で余韻を楽しんだ…。

その光景、なんと次の日も思い知ることになるとは…?!

翌日の昼食タイム。
何組かの日本人カップルを目にしたが、注目は彼らが頼んでいる注文の多いこと!!!
そして食べきれずにギブアップしている姿を目にし、もしあのオッちゃんが私たちに
言ってくれていなかったら二の舞になっていたのである…。

オッちゃん、「オブリガード!!!」

《世界平和のシーンパート2を発見!!!》

再び決勝戦で戦うポルトガルとギリシャのサポーターがドウロ川で衝突?!
いやいや始めはお互いのチームの主張を繰り広げていたものの最後は「せっかくだか
ら歴史に残る決勝戦を楽しもうよ!」と言わんばかりに2カ国間の大合唱から始ま
り、最後は仲良く記念撮影!!!

ん〜やはりサッカーは世界平和に導く人類最後の武器かもしれないなぁ〜…。

というわけでその後の「ポルトガルの旅」が楽しかったことは皆さんに想像していた
だけるでしょう…。
ユーラシア大陸の最西端の国ポルトガル…じつはイタリアよりも居心地良かったりし
て…笑。

それではOla!(Ciao!)

Kawa

    
 <具沢山の海の幸リゾット>      <埼玉スタジアムに似ているドラゴンスタジアム>


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