カルチョの旅

top▲

 

2004.7.16 NO.22


「ポルトの旅!」〜リスボン編〜

        
        <熱狂的なポルトガルサポーター>   <試合前のオレンジ軍団>

Ciao!

皆さん、今日は『カルチョの旅』ではなく『ポルトの旅』にご案内です。
そう広大な大西洋に接するユーラシア大陸最西端に位置するEuro2004(ヨーロッ
パ選手権2004)が開かれた国ポルトガルです。

6月30日から7月4日間にかけてリスボン〜ポルトを往復しEuro2004を満喫し
てきた私…。

そこでポルトガルの大会雰囲気やお国柄、そして各国のサポーターから感じた様子、
そして様々な事件の数々(笑)を2回にわたってお伝えします。
 


 《無賃乗車で市内まで》

 空港に降り立った私は「旅の指差し会話帳ポルト
 ガル語編」を片手にインフォメーションへ行く。
 慣れないポルトガル語で案内人に話しかけるもま
 ったく通じず一苦労。
 「英語が話せるのか?」と聞かれ「イタリア語が
 話せます…。」と答えたら何のことはない!
 <euro2004を歓迎するリスボン空港> 『Allora(イタリア語で「それじゃあ」)…』と私 
よりも早口でバスを利用して市内までの行き方を説明してくれた、笑。
「な〜んだイタリア語通じるやん!」と勘違いした私がその後の旅においてポルトガ
ルの厚い壁にはね返されたことは言うまでもない…苦笑。

バスに乗った私は一難去ってまた一難。

小銭がない!!!

1.1ユーロ(1ユーロがいくらかは新聞で調べること!)という乗車賃に対して50
ユーロ札しかない私がバスの運転手を困惑させてことは言葉が通じなくても明らか
だったのです。
イタリア語が通用すると思った私はすかさず「どうすればよいか?」を尋ねるがその
運転手にはイタリア語が通じず、バス停を二つ通過したところでどうやら「もういい
よ!」と言ってくれた…らしい。
「オブリガード(ありがとう)!!!」とその時点で言い、バスから降りるときにも「オ
ブリガード!!!」ん〜なんて良いお国柄なんだろ〜笑。

《すべてに対してオブリガード(ありがとう)!!!》

友だちと郊外のホテルで待ち合わせの約束をしていたのでそこまで電車と徒歩で行く
ことにした。
その電車も日本で言えば普通のJRみたいな感じだが、なんと一定距離まで1.1ユー
ロ。
「なんと物価の安いお国なんだ!!!」と思ってバールでカフェを注文したらなんとこ
れまた0.5ユーロ(イタリアでも最低0.65ユーロはする)!!!
電車を待つ間にスポーツ新聞も購入して値段を聞いたら0.65ユーロ!!!
イタリアの約0.75倍という物価の安さに快適さを感じたのは私だけでなくヨー
ロッパをリードする経済先進国の北欧系の人々も感じたことだろう…。

さて、電車を降りた私は駅員にそのホテルの場所を尋ねることに。
1人の女性駅員(私服で働いていた)に尋ねると、私が行きたいホテルはどうも最近建
てられたホテルらしく説明できないとのこと…。
しかし駅自体も郊外に位置するだけに穏やかな雰囲気が感じられるその駅の駅員たち
は皆で集まって「あそこちゃうん?」「いやそこはちがうやろ!」「あっもしかした
らあの地域に出来たホテルちゃうん?」というやりとりをしている様子。
そうこうしているうちに「説明しにくいから、さぁ俺の車のって!」と男性駅員が一
言。
待ち行く人々に尋ねながらも無事ホテル到着!!!
先ほど買った新聞でカルチョの話題に盛り上がりながらポルトガルの応援を誓い、そ
の新聞をプレゼントして「オブリガード!!!」
あとになってタクシーでホテルまで来た友だちに聞くと「空港からここまで15ユー
ロ!」
駅員のみんな、「オブリガード!!!」

《チケットがなかった私…》

準決勝第2戦のチケットは持っていたが、実は開催国ポルトガルが戦う重要な一戦の
チケットは持っていなかったのです。
ダフ屋に何回尋ねるもおよそ2倍の額を提示される。
そんな額のチケットを買うとこれから先の旅が思いやられそうだ!
そして日本代表(人)として「足元を軽く見られてはこれからもお金持ち民族だと思わ
れる」と思った私は断固として買うわけにはいかない!…でも観たい!
ふと良いアイディアが浮かぶ。
「そうだ!日本人から買おう!」
粘ること1時間!オランダ追っかけ日本人サポーターを発見!
首尾よくバックスタンドのチケットを良心価格でゲット。

《ポルトガルvsオランダの前にポルトガル、オランダ間の協力?!》

試合は19:45開始。チケットを入手した時点でまだ17:00。
さぁ何をしよう?
お祭り気分で盛り上がっている駅前の雰囲気を楽しむことはもちろんのこと、スタジ
アムの周りには様々なアトラクションが並んでいることに気付く。

そこでおもしろいものを発見!

イタリアでも定番の二人か四人で対決するゲームで、棒に対してプレイヤーが並んで
いて手首を上手く返しながら勢いを利用してゴールにボールを入れるゲームを皆さん
ご存知ですか?!

そのおもしろいものとは、なんと実際に人と人を並べた実物リアルのサッカーゲーム
だったのです。

だから実際に人々が操られるわけではなく自分たちの意思によって足でプレイするわ
けで、おのおのが自分勝手に動くと連係が取れない!!!
なぜなら手は巨大な棒に巻き付けられているため同時性の連係プレイが求められる。


つまり二人三脚みたいな感覚を持ちながらプレイしないといけない。
よって8人vs8人の戦いには即席チームプレーが重要なのである。

  
  <人間サッカーゲーム>         <人間サッカーゲーム、ゴール裏から>
さぁゲーム開始!!!

私と友だちは順番を待つ際に「やっぱりFWやんなぁ〜!」と意見が一致。
「日本人は得点力があることを見せないと!」と意気揚々とポジションを獲得。

様々な民族が混ざってのチーム構成に私はふと気付く…。
オランダ人とポルトガル人が各チームに味方同士として並んでいる!!!笑
そして協力する姿に少々笑いが出ました。
「自分ら、今から対戦する国同士なんやでぇ〜!」
…でもこういう光景がもしかしたら世界平和を成立させるのかも…笑。

結果は惜敗ながらも私の友だちが1ゴールを決め世界アピールには貢献してきました
!!!

《沈黙のオランダサポーター、歓喜のポルトガルサポーター》

さぁ試合に向けてスタジアムへ入場。

試合前からオランダサポーターの陽気さが非常に目立ったわけだがポルトガルも負け
てはいなかった。
ホームを嫌というほど感じさせる熱気と声援がポルトガルの背中を後押し!!!
街中で陽気に騒いでいたオランダサポーターもそれを悟っているのか?それとも試合
内容に満足できていないのか?試合中もこれといって元気がなかったのである。
あれほどまでに試合前には試合の雰囲気を楽しんでいたオレンジ軍団…だったのに。

試合が終わったらなおさら元気をなくしていた…。

対してポルトガルは試合後に決勝進出の喜びを大爆発させ、電車の中では大騒ぎ、リ
スボンの大広場は制圧!
道路は封鎖し国民全体で「オーポルトガッロ、エー♪ポルトガッロ、エー♪ポルト
ガッロ、エー♪ポルトガッロ、エー♪」の大合唱(これしか主だった応援歌がない!
しかしそれだけにまとまりはすごい!!!)でした…。

普段おとなしい民族といわれているポルトガル人がここまで歓喜する姿を見て《将来
の日本代表もこうなって欲しい》と夢見たのはおそらく私だけでないはず!
きっと現地に訪れていた日本人のみんながそう思ったにちがいない!!!

《アウェイでも負けていない友だち!》

事件が2つある!!!

その一。試合後の帰りのタクシーの中で起きた事件!!!

運転手がホテルまでの道を間違え、遠回りしたにもかかわらず間違いを認めようとし
ない。
私は少々旅の疲れから睡魔におそわれ、うとうとと寝かかっていた…。

一方私の友だちはそれに気付き運転手にホテルへ電話をかけるようアドバイス。
実際に電話するもその聞き方が悪かったらしく、さらに遠回りしたあげくに引き返そ
うと試みる運転手。
友だちは「いや、だから方角からいって引き返したらリスボンにまた戻るからそのま
ま真っ直ぐ行った方がいい」と再三繰り返したのにシラを切り通そうとする運転手。


最後には「もう1回電話せんかいっ!」と運転手の座席を後ろから蹴り上げた私の友
だち!

そして「行きは15ユーロだったから絶対にそれ以上は払わん!!!」と運転手へはき
捨て、ホテル到着後にホテルの受付係りを呼び出し、「我々は断固として間違ってお
りません!!!」と主張。

結局私たち(いやその友だち)のアウェイで延長勝ち!こんな表現がピッタリの事件
だった。

とこんな感じで「ポルトの旅」前半終了。
次回は後半戦を乞うご期待ください。

それではOla(Ciao)!

Kawa

    
 <ペインティング楽しむオランダサポーター>    <全員総立ちでマフラーを振り大合唱の
                             ポルトガルサポーター>


<戻る>