カルチョの旅

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2003.5.25 NO.1


「ジャンプしないヤツはロマニスタ!」

 Ciao!
少し昔話になります…。
ですが皆さんにとって非常に興味深い観戦記なので今回はそれを紹介します。

16/3/2003
さて、行ってきました、ペルージャ vs Roma戦!
もちろんスタンドは超満員!
小雪がちらつくにもかかわらず、両クルヴァ(日本で表現するとウルトラスがたくさ
ん陣取る席です)は熱く応援合戦をしています。

ここでペルージャの本拠地レナトクーリスタジアムを簡単に説明しますと、もちろん
陸上のトラックなんてありません、サッカー専門のスタジアムです。
そしてスタンドは両ゴール裏(クルヴァ)、メイン、バックと4つあります。
だからコーナー付近のカーブしたところに席はありません。
私が観戦した席はバックスタンドの方でした。
収容人員は約28000人です。
ちなみにスタジアムの隣に練習場が3面あります。
だからトップチームの横でプリマヴェーラ(日本の年代だと18〜20歳)、アリ
エッビ(16〜17歳)、ジョバニッシミ(15歳以下)、そしてスクールの子供た
ちが練習しているのです。
ヴィッセルも将来はこんな風になって欲しいですよね!

チケット料金ですけど、毎試合変化します。
例えば、ユヴェントスやミラン、インテル、ローマなど人気のあるチームが来るとき
は相場が高く設定され、下位チームのときなどは低く設定されます。
だいたいメインで100〜110ユーロ(※ユーロは自分で調べよう)ぐらい、メイ
ンの横で70〜80E、バックは30〜45E(たまに人気のチームの時はバックの
中央とその横みたいな感じで値段が変わります)、そして基本的にクルヴァは暗黙の
了解で高くしないというのがあるみたいで、10〜18E(※中には5Eという時も
あります)ぐらいです。もし高くしたら反対運動などが起きるそうです。

この料金価格はあくまでレナトクーリであって、ビッククラブのスタジアムはもっと
高い場合もあり、逆にプロヴィンチャ《(小規模な田舎のチームをこう表現します。
正確に辞書を調べると「国の行政区画として『県』という意味」ですが…。)※ペ
ルージャもそれに含まれます。》はもっと低い場合もあります。
そして現在の成績も反映されるみたいです。
その年の成績が良くないとあまり観客が入らないみたいで、逆に成績が良いとたくさ
ん観客が入ります。
これってすごく理にかなってると思いませんか?!
この辺も観客動員を上手くするコツでしょうか?!

さて話は戻って、私はやはりDFラインのコントロールやFWの動き方etc…選手
の動き方をチェックしたいので横の上から見ることを選択しました。(クルヴァで一
緒に応援をしてみたいのと安いという2つの魅力もありますが…)
もちろん選手の顔の表情などを確認するため上に行き過ぎないことが大事です。
少し出費が高くつくのですが…苦笑。

書き忘れていましたけど、チケットの購入方法として年間シート(アボナメントとい
います)を確保するということができます。これは通常毎試合チケットを購入するよ
りも安くなって、しかもその毎試合変化する料金設定に左右されないという利点があ
ります。

さてさて、そんなことよりも試合のことでした。
試合はもうすでに皆さんもインターネットや雑誌でも知っての通り1−0でペルー
ジャの勝利!
ちょっと目を離した隙に必殺のカウンターが展開され得点が入るなんて日常茶飯事な
ので常に見ていないと見逃してしまします、笑。

それに攻撃もサポートが間に合わないとFWが判断したら最低でもCKには持ってい
きます。すると得点が入りそうな雰囲気があるので、見ていて飽きないという感じです。もちろん全部が全部そんな試合というわけではないので、当たりはずれがありますよ、笑。
それにプレイヤーのプレイを選択する判断がすばやいので、次々局面が展開されると
いうのもおもしろい理由でしょうか?

さらにサポータの雰囲気がいいんです。
イングランドみたいに紳士的ではありませんが、プレイヤーのナイス(こちらではブ
ラーヴォ)なプレイには拍手(まぁそんなのは日本でもたまにありますが…)が起こ
ります。
それも失点をしそうな危険な場面でDFがスライディングで止めたり、奪われそうな
局面(プレッシャーがけっこうかかっている時)で上手く逆サイドへパス回しで逃げ
切ったとき(もちろんサイドチェンジの効果も含まれています)などに拍手が起こり
ます。これはまず日本では見られません。
それに次の日に新聞を見たのですが、DFの選手の評価が一番高かったです。
たぶん日本だと1−0で唯一の得点を叩き出したミッコリがMOMになるんでしょう
けど。

そして題名のことが気になる方、そろそろ知りたい頃でしょう、笑?
これは応援歌(アイーダetc)がクルヴァから発信されるんですけど、その中にお
もしろいフレーズがあって、ミッコリが得点した瞬間「いまジャンプしないやつはロ
マニスタだ!」と言ってジャンプし始めるんです。
するとスタンドが揺れ始めて、みんなが一斉に立って応援するんです。
これはクルヴァだけでなく、ロマニスタが収容された南クルヴァ以外のスタジアム全
体が!

それ以外でもおもしろいことがあります。
レフリーの判定に対してほとんどが反応します。そう、右手を上げて立ち上がり「い
まのが何でオフサイやねん!」とか「おいっいまのはファールやろ(あるいはファー
ルちゃうやろ)」みたいな感じで、笑!
※選手のみんなはマネしないように心がけよう!なぜって…それはイエローカードや
レッドカードをもらうのは嫌でしょ?!笑
そしてその後は口笛(これがなぜか指を使わないで大きい音が出るんです)でクレー
ムをします、これは相手チームが攻めあぐんだ時もそうです。

たぶんサッカーが盛んな国ではほとんどこんな感じでスタジアムが盛り上がっている
んでしょう。
これを皆さんに体感してもらいたいくらいです!!!
だからこれからウイングスタジアムもこんな感じの雰囲気にしていきましょう。

というわけで今回は「スタジアムのいろいろ」をレポートしました。
次回は少年少女のお母さんたちも興味がわく「パスタについて」レポートしようと思
います。

それでは皆さん!
Ciao!

Kawa


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