カルチョの旅

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2004.4.1 NO.17


「次期ペルージャ監督は・・・私・・・?!」

Ciao! 今日はとても嬉しい報告です。     

今までみなさんにお知らせする機会がなかったのですが、現在わたしはペルージャ外国人大学サッカーチームの監督を務めております。

リーグ戦も、はや前半戦が終了し、先週から後半戦がスタートしたところです。(その成績はaria-k.comの「掲示板」に随時掲載しております)

この国際色豊かな多国籍チームを率いるのはとても大変ですが、同時にとてもやりがいがあります。このテーマについては、次回のコラムで考察できればと考えております。

さて、そんな私たちのチーム、『UNISTRA』(ウニストラと呼びます※ペルージャ外国人大学の正式名称を簡略した名前です)の公式プレゼンテーションが、2004年2月12日(木)に行なわれたのです。(既にリーグ戦は前半戦を終了しているというのに…苦笑)

そして、その場にはなんとセルセ・コズミ氏(現A.Cペルージャ監督)も来たのです!!!
 


            
        (サインに丁寧に応じる、セルセ・コズミ監督)

※ここでセルセ・コズミ氏の紹介をしましょう。

彼は元々プロ選手ではなく、アマチュアリーグの一選手でした。現役生活を終え、コーチの道を歩み始めたのですが、最初のキャリアはウンブリア州の地域アマチュアチーム(ポンテベッキオとエッレラという2つチームを渡り歩いた)のJrユースからスタートだったのです。

そして翌年プリマヴェーラを率いてトップチームを指揮することになり、そのチームを地域レベルからセリエDへ昇格させ、その実績が認められアレッツオ(現在セリエC1のAリーグで首位)に移籍。

そのアレッツオをセリエDからC2、C1と昇格させたことがガウチJrの目に留まり、ペルージャの監督に就任したのです。

ペルージャを率いて4年間が経過。選手を発掘するセンスに長けており、柳沢の同僚であるイタリア代表経験の持ち主サンプドリア9番バッザーニや、現ラツィオで活躍中のリベラーニ、そして現在ペルージャでプレイする3人の選手も彼によってセリエCやDから発掘されたのです。

…私が彼を目標とする理由も理解されたでしょう…。
 


さて、会場に300人以上の観衆がいたでしょうか?!
もちろん、主人公である私たちのチームがまず紹介をされました。その時に私にもスピーチが用意されていたのです。前日に一生懸命考えたイタリア語を、スラスラというわけにはいきませんでしたが、大成功。

特に、GALEX(ペルージャのメインスポンサー)で購入した、あのコズミ監督の代名詞でもある帽子を小物に使いましたので観客からも拍手喝さいをいただきました、嬉嬉嬉。
内容は以下の通り。

『みなさん、こんばんは。私は日本人のKawaと申します。現在ペルージャ外国人大学の監督をしております。私はセルセ・コズミ氏のような監督になりたくてここペルージャの地にやって参りました。(※この瞬間、例の帽子をかぶったところ観客からまず一番目の大きな喝采)
そして今日、ついにコズミ氏と知り合いになることができました。

だからもうあなた(コズミ監督)を放っておけない!監督を永遠に追いかけていきます!(※ここの部分はイタリア語的に強調して言ったので2番目に大きな喝采)

そして今週の試合から一緒に勝っていきましょう!(※この時点でペルージャはセリエAで勝利していなかった。そして私たちも前節で負けたのでこう言ったら3番目に大きな喝采)

そしてみなさん全員がわたしたちのティフォージになってください。本日はありがとうございました。みなさんによい晩を。』
 

 翌日の新聞(日本で言えば地元紙の一番規模の
 大きな新聞※神戸で言えば神戸新聞)の1面に
 写真が大々的に掲載されており、しっかりと
 コズミ監督の横に私が並んでいました。

 そしてスポーツ欄では、「とてもとても好感の
 持てるアレナトーレKawamura Suguruがこの
 ペルージャ外国人大学の監督を務めており…」としっかりとフルネームまで掲載されていたのです。…満足。

おもわずその新聞をたくさん購入。知り合いのお店に配りまくり、店内に飾ってもらうことになったのです、笑。

イタリア人の友達たちは、口を揃えて「コズミが指揮するよりお前がペルージャを率いたらどうだ!」と笑って冗談を飛ばしてくれたのです。(イタリアでは結果が残せない監督はすぐに解任問題が浮上します)

そしてその後半戦の初戦!
このプレゼンテーションがプレイヤーたちに好影響を及ぼした(もちろんプレイヤーたちも壇上で1人1人紹介されました)ことは言うまでもなく、選手たちは本当にミラクルな勝ち方を演じてくれたのです。

残念ながらその節でペルージャは0−2で負けました…
しかし、翌週レッジーナに初勝利!勢いに乗って今週は中田率いるボローニャに勝利!(もちろん私はペルージャ応援!!!) あきらめムードの出ていたA残留に希望の光が見えてきました。

さて、どうでしょうか、私たちのチーム。順調に勝ち上がれば10年後にセリエA昇格を果たすことができます。(理論的には・・・) ということは、イタリア国内の公式リーグにおける初の日本人監督誕生!

みなさんの応援を心からお待ちしております。

それでは、Ciao

Kawa

       
   (左がコズミ監督・中央が私・右はフィジカルコーチ)


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